さて、今回は・・・、
「秘密を解明★暑い夜も快適に過ごせる「接触冷感」の寝具」
について解説します!
天気予報で夏日という文字がちらつくようになってきました。
最近は暖かくなるのも早いし夏の暑さもどんどん厳しくなってきていますね。
暑くなると夜もなんだか寝苦しくなってきて憂鬱……
涼しく快適に過ごせないものか、とお悩みの方なら一度は聞いたことがあるであろう「接触冷感」のお布団!
ひんやり寝具、とも呼ばれている「接触冷感」について、それって結局何なの?
ということについてこの記事ではご紹介していきます!
■ 実は冷たくない!?接触冷感
接触冷感、ひんやり、ときくと触ると冷たいんだろうな~というイメージをお持ちかと思います。
でも接触冷感生地を実際に触ってみたら「えっ、全然冷たくない……」となった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そもそも「接触冷感」とは、「その素材自体がひんやりしている」ものではありません!
接触冷感は、「熱伝導率が高い素材に触れた時に温度差でひんやりを感じる」というものです。
人がモノに触れた時、人の肌の熱はモノへと移動します。
熱の移動量はモノによって異なるため、たとえモノの温度が同じであったとしても、布などの繊維よりも鉄などの金属の方が冷たいと感じやすくなります。
ひんやり感の値として「Q-MAX値」というものが記載されている商品もあります。
これは接触冷感評価値(最大熱吸収速度)というもので、熱の移動量をわかりやすく数値化したものになります。
一般的にこの値が0.2以上のものが「接触冷感素材」と呼ばれています。
つまり、接触冷感生地は、他の生地と比べて熱伝導率が高く、『ひんやりと感じやすい』という生地なのです!
■ 接触冷感をよりよく使うには
接触冷感は熱伝導率が高く、触って熱が移動するときに「冷たい」と感じます。
つまり熱が移動しない(寝具と肌の体温が馴染む)と冷たいと感じにくくなります。
ということを踏まえて、接触冷感をより快適に使用するにはどうするのか。
それは「クーラー」をはじめとした冷房器具との併用!
クーラーにより室温を下げることで、接触冷感生地と体温との温度差が出来てよりひんやり感を感じやすくなります。
さらには、寝返りをうったときに新しく触れた部分もひんやりと感じられます。
まだ移動したことによってそれまで体温に馴染んだ部分の生地も再度温度が下がりやすくなり、
一晩中ひんやりとした触り心地を感じることができます。
一晩中クーラーをつけておきたくない、寝入りにひんやり感がするだけでいい……
そういう方は扇風機の風を当てておくだけでもOK!それだけでも布団に入った時にひんやり感が楽しめますよ♪
■ 温度は下がったはずなのに寝づらい…?
さぁ接触冷感の布団で快適に眠れるぞ!
と対策もばっちりで心地よく眠れている……はずなのになぜか寝苦しい……
そんな経験をしたことはありませんか?
もしかしたら原因は「温度」ではなく「湿度」かもしれません。
人は寝る時に約コップ1杯もの汗をかきます。
これは深い眠りにつく際に体温を下げるための生理現象です。
この汗を敷きパッドをはじめとする寝具が処理できないと、布団の中で蒸れて体温が下がらず、なんか寝苦しい、の原因に。
接触冷感寝具は化学繊維をメインに作られていることがおおく、天然繊維と比べると吸水性は低くなりがち。
どうしても蒸れやすいという欠点があるのです。
自分は汗っかきだなと思う方やひんやり寝具で寝づらいなという方は天然繊維の寝具を試してみるのもアリです。