さて、今回は・・・、
「毛布は上下どっち!?羽毛布団と毛布のおすすめの使い方♪」
について解説します!
急激に寒くなってきたらいかにすぐにあったかくなるかを考えますよね。
そこでよく聞く、「羽毛布団の上に毛布を掛けると暖かくなる」という話。
これって本当なの?
中に毛布を掛けちゃダメなの?
という疑問に、寝具の専門店がお応えしちゃいます!
■結論:毛布の種類による
先に結論からお伝えすると、
使っている毛布の種類によって、羽毛布団の上にするか下にするかが変わる。
というものになります。
毛布の種類、というのは、「その毛布が何でできているか」によります。
つまり素材です!
タグを確認するとすぐにわかります。
注目すべきは、その素材が「天然繊維」か「化学繊維」か!
毛布であれば、おおよそ下記のようになります。
- 天然繊維:綿、ウールなど
- 化学繊維:ポリエステル、アクリルなど
天然繊維の場合は中に着てもOK!
化学繊維の場合は上にかけるとあったか!
と憶えてください!
■なんで違いがあるの?
繊維で使い方の違いが出るのってなんで?
というのは、寝床内気象と繊維の特性によります。
寝床内気象とは、布団の中の温度や湿度のこと。
布団の中の温度は32~34度前後、湿度は50%ぐらいが快眠に適切な、眠りやすい温度です。
寝床内気象については>こちらのブログ<で詳しく解説しています!
羽毛布団は、体温を元にした保温が得意な寝具です。
また吸湿性、放湿性にも優れており、羽毛布団だけだと湿度が高くなりすぎることはあまりありません。
しかし、中に毛布をいれるとなるとその湿度が問題になってきます。
化学繊維は基本的には放湿性は高くありません。
羽毛布団の中に入れると保温性は高くなるのですがその為汗をかきやすくなります。
汗をかくと湿度が上がりますが、放湿性が低いと上がった分の湿気はそのままとなり、
結果的に暖かいのに寝苦しさに繋がってしまうのです。
それに比べて、綿やウールなどは羽毛布団と同じく吸湿放湿性を持っています。
中にいれて使ってもムレの心配が化学繊維よりも低くなるのです!
なので、天然繊維は羽毛の下、中にしても湿度が上がりにくくあたたか。
化学繊維は群れやすいので上にした方が保温性も上がりやすくなります。
■綿やウールは上にかけちゃいけないの?
綿やウールも上にかけてもOK!
ですが、ものによっては化学繊維でできた毛布よりも重たいなと感じることがあります。
また、中の方がいいんでしょ!と中掛けとして使ったとしても
羽毛布団との相性が悪くてずるずる滑ってしまうなんてことも!
朝起きて羽毛布団がずり落ちてたら悲しすぎます。
また、大変に寒がり、体温が低くて羽毛布団が温まらない、という場合は
化学繊維の毛布を中にきておためししてみてもOK!
こっちの方が効果的だから……という話ではありますが、
自分の体調やお使いの布団によって、うまく組み合わせていきましょう!
■まとめ
いかがだったでしょうか?
上にかけるほうが効果的、中にいれてもOK!
という話は覚えておいて損はありませんが、
自分が眠りやすいなと思う組み合わせを探してみるのが一番です!
「なんか眠りが浅いな」「夜中に目が覚めちゃう」
と言ったお悩みの際にも、布団の順番を入れ替えるだけで解決する、なんてことも!
是非是非いろいろ試してみてくださいね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!