社長日誌

DIARY

ファイヤーボール・ブルース

 女性ハードボイルド作家の先駆けである桐野夏生氏の本格デビュー間もない頃の作品です。
 私にとっては「OUT」「柔らかい頬」に続いて読む三作品目ですが、これらの作品と比べると構成が素直で安心して読める感じでこれもまた良いと思います。
 内容は女子プロレスを題材としており、あとがきにもあるように主人公「火渡抄子」は女子プロレスラー「神取忍」選手をモデルにしたものです。
 あとがきの最初に桐野氏は「女にも荒ぶる魂がある」まず、そのことをわかっていただきたい。と記しております。
 我が社も女性社員が比率的に多く、バリバリ活躍している社員も多く所属しております。
 現れ方は様々ですが、確かに「荒ぶる魂」(私の理解では闘魂)があることには強く共感できますね。(^^)