社長日誌

DIARY

整備士

 先日、羽田から飛行機に乗ったとき、通路側が一杯で久々に窓際に乗りました。
 飛行機が発進する時に窓から外を見ていると、整備士の人達が手を振っています。
 以前からこの光景は知っていましたが、あらためて見てみると、彼らは飛行機の無事な航行を祈って手を振っているのだなあと感じました。
 飛行機の整備士という仕事は手を抜けば、大惨事につながるような責任の重い仕事ですが、乗客から感謝されることはあまりないと思います。
 このお見送りにしても、誰も見ていなくても彼らはきっと心を込めて手を振っているのだろうと思います。
 そんな思いに駆られながら、私も窓から手を振り返しました。
 すると整備士の人達の手が一層大きく振られたような気がします。
 偶然でしょうか。
 窓から見えたのでしょうか。
 思いがつたわったのでしょうか。