社長日誌

DIARY

アンコールクッキー

 本日もカンボジアについてです。
 シェムリアップ滞在中にkhmer Angkor Foods Co.,Ltdが運営する「アンコールクッキー」という店を見学に行きました。
 ここは小島幸子女史が現地で立ち上げた会社で、現地素材を使ったお菓子の製造販売やカフェの経営をしております。
 同社の企業理念をホームページから引用すると以下の通りです。

①カンボジア人の手によって本当のカンボジア製品を作り出し、カンボジアを訪れる観光客に品質のいいカンボジア土産を提供すること

②援助とういう一方的に与える関係ではなく、若い人たちが自分の足で自立して生きていくためにカンボジアの人に働く場所を提供していくこと

③カンボジアの若い力がこれからの国づくり、カンボジアの未来へ貢献していけるようにするため、スタッフひとりひとりが夢と希望を持てる職場環境を作り、カンボジアの若い人たちの可能性を広げていくこと

 非常に共感できる経営理念で素晴らしい活動だと思いますし、実際に多くの現地人を雇用していることは評価できると思います。
 しかし、日本に帰って調べてみると、彼女の活動について批判的な日本人がいることに驚いてしまいました。
 批判の要旨は物価の安いカンボジアで販売しているにしては価格が高すぎるとか活動が偽善的であるといった内容が多いように思います。
 私はこれらの意見は全くの見当はずれのような気がします。
 価格に対する価値は客が決めるもので、価値を認めれば買えばいいし、価値を認めない人は買わなければいいはずです。
 粗利が高いことを批判している人もいますが、それは日本でも粗利が高い商品があることを知らないだけですし、粗利が高いのが悪ならばブランドショップなどは成り立つのか疑問です。
 また、活動が偽善的だということも、私は批判だけで実際に貢献しない人よりも、例え偽善者であっても貢献する人が素晴らしいと思います。
 なんか素直に同じ日本人の良い活動を評価できない人が多いのには悲しいです。(T_T)