社長日誌
DIARY
2010.06.08
社長日記-その他
薄口銭
本日はHOPの視察研修の一環で、近江八幡の西川甚五郎邸に行きました。
江戸時代に建築されたものを明治時代に増改築したとのことで、たたずまいに歴史を感じます。
皇族も度々訪れたということで、邸内には記念の石碑や菊の御紋の透かし彫りがありました。
支配人の方が近江商人や西川家の歴史についてお話をしてくれたのですが、200年以上前の勘定目録帳を見せながら、そこに書かれている西川の社員が守るべき「定(さだめ」を教えてくださったことが非常に印象的でした。
定(店則)
・国で定められた法令については、全員が厳しく守ること。並びに規則や規定についても厳守すること。
・社員はお互い仲良くし、分に応じて麗しく仕事に励み、商いのことは日頃から商品を良く吟味し薄口銭で売り捌き、例え品不足となったときでも、日頃に定められた値段で売り上げし、決して余分の口銭をいただかないこと。要するに世間の皆々様が困るようなことは一切行ってはならない。