何かとかさばってしまう布団類。布団圧縮袋を使うと、収納スペースがコンパクトになってとっても便利!
ですが、羽毛布団を圧縮してしまうことは、実は布団屋さん的にはNGなんです!
この記事では、布団圧縮袋がダメな理由と、羽毛布団のおすすめ収納方法をご紹介します。
※価格は2020年6月12日現在のものになります。
羽毛布団を圧縮してはいけない理由
羽毛が壊れて、機能が劣化する
羽毛布団に使われているダウンやフェザーは非常に繊細な天然素材です。
一度圧縮などして中身をつぶしてしまうと、ダウンやフェザーが折れたり、壊れてしまいます。そうなると圧縮を解いても布団を元の状態に戻すことは不可能になってしまいます。元々の素材がいくら良くても、その素材が壊れてしまっては、ふわふわした感触や膨らみ、保温性が劣化してしまうのは当然のことです。
羽毛を包んでいる生地にダメージを与え、羽毛が吹き出すことも
ダウンやフェザーには芯(羽軸)があります。羽毛布団を圧縮することで、この芯が壊れ、また密集することにより羽毛を包んでいる生地に穴を開けてダメージを与えてしまうことがあります。最悪の場合、中の羽毛が吹き出してしまいます。
羽毛布団のおすすめ収納方法
羽毛布団専用のケースを使う
羽毛布団は、購入時に付いている不織布を使った専用のケースで収納することをおすすめします。羽毛布団を購入したとき、ケースを捨ててしまわず収納用に使うようにしましょう。もし手元にない場合は、不織布を使った布団収納袋も市販されているのでそちらを活用すると良いでしょう。ビニール袋などは通気性が悪いため、カビが発生する原因になってしまいます。
押入れの一番上に保管
敷き布団は下に、掛け布団は上に収納するのがおすすめ。羽毛は繊細な素材なので、ギュッと他のものでつぶしてしまわないよう気をつけましょう。
湿気の少ないところに保管
布団にとって湿気は大敵。
押し入れは、お風呂・キッチンに次いでカビが繁殖しやすい場所であるため、押し入れ用のすのこを敷いたり、除湿剤・防虫剤などを上手く活用しましょう。新聞紙は湿気を吸収する効果があるため、布団の間に数枚挟むだけでもカビ対策になります。
押し入れを締め切ったままにしておくと、湿気がこもってしまうこともあるため、時々天気の良い日に押し入れを開け放ち空気を循環させてください。
シーズンオフの使わない間も数回天日干しする
羽毛布団を片付けるときや、シーズンオフでまったく使わないときも時々天気の良い日に外に干して湿気を取りましょう。
羽毛布団を干す場合は、布団の側生地の傷みや汚れを防ぐためにシーツやカバーで覆って干すことをおすすめします。全体が日に当たるよう両面干してください。午前10時から午後3時頃までに、片面1時間くらい天気の良い乾燥した日に干すと効果的です。
布団収納袋のおすすめ商品
一般的な羽毛布団に付属しているタイプの不織布ケースです。付属のケースが破損してしまった、捨ててしまったという方に。ゆったりマチ付き、上部だけでなくサイドまで大きく開くファスナーなので布団の出し入れもラクラク。前面の窓部分以外は通気性バツグンの不織布を使用しています。
羽毛布団に付属している不織布の袋よりも、しっかりとした収納ケースをお求めの方に。しっかりとした板が入った、ハードタイプの羽毛布団収納ケースです。シングルロングサイズの羽毛布団を収納できます。しっかりとした板が入っているので、万一押入れの中で物が崩れてきても羽毛布団が潰されにくくなっています。通気穴2ヶ所付きで湿気がこもりにくく、ダブルファスナーや取っ手、底鋲なども付いて使い勝手も◎
羽毛ふとんを汚れから守りつつ、使い勝手のよい機能も備えた、便利な収納袋。通気性がよい不織布タイプ。持ち運ぶときに便利な取っ手がサイドに付いています。また、中に何を入れたかがしっかり分かるようネーム入れが付いていますので、メモを入れておけば開かなくても中身がバッチリ把握できます。
ふとんを汚れから守りつつ、使い勝手のよい機能も備えた便利な収納袋。通気性がよい不織布タイプ。持ち運ぶときに便利な取っ手がサイドに付いています。また、中に何を入れたかがしっかり分かるようネーム入れが付いていますので、メモを入れておけば開かなくても中身がバッチリ把握できます。さらにベルトが2本付いてきます。これを使えばさらにしっかり固定でき、持ち運びしやすくなります。
まとめ
羽毛布団を圧縮するのは、元の状態に戻らなくなる可能性があるためNGです。
羽毛布団を保管するときは、不織布を使った通気性の良いケースを使うと良いでしょう。
保管する際は、できるだけ羽毛布団の上に物を置かないようにし、羽毛が潰れてしまわないよう気をつけましょう。湿気はカビの原因になるため、押入れの湿気対策は万全にしてください。