こむら返りを予防する
こむら返りの『こむら』ってなんだと思いますか?
こむらというのは、ふくらはぎのことを指します。
関西地方ではふくらはぎの事を『こぶら』と言うところもあって、そこでは『こぶら返り』といったりします。
こむら返りとは
こむら返りは、専門的には「腓腹(ひふく)筋けいれん」と呼ばれています、
腓腹筋、つまりはふくらはぎの筋肉の痙攣のことで、『足がつる』と表現されることもあります。この『こむら返り』ですが、激しい運動の後、遊泳中、妊娠後期のほか、睡眠中(とくに明け方)などに起こりやすいと言われています。
こむら返りが起きる原因は、場合によって違います。
例えば、運動中におきるものは、筋肉の疲労や血行不良が原因です。
泳いでいる途中におきるものは、冷えや骨盤の緩み、妊娠中におきるものも、同じく骨盤の緩みが原因とされています。
睡眠中のこむら返り
では、睡眠中のものに関しては何が原因なのでしょうか?
それは、ふとんやシーツです。
とくに仰向けで眠っている時のふとんの重みや、足がシーツにひっかかって、足首が伸びて足先が下を向くと、ふくらはぎの筋肉が収縮してこむら返りがおきるのです。
つまり、眠っている時につま先まで足が伸びた状態になると、こむら返りを起こしやすくなるということです。
寝るときは、足先がピンと伸びたような状態にならないように心がけましょう。
予防法
そして、普段から予防をしておくことも大切です。とくに普段からアキレス腱を柔らかくしておくことが、こむら返りの予防に効果的です。アキレス腱が柔らかくなると、足の血行がよくなるからです。運動前の準備運動で手首や足首を回したり伸ばしたりしますが、アキレス腱を柔らかくするためには、足首を良く回すのが効果的です。運動前同様、眠る前に軽く回しておくといいでしょう。
それと、足の血行をよくするために、足の指の間に手の指を突っ込んで、足の指と指の間を広げるのも効果的です。
ワンポイント
簡単にできるので、眠る前に行って、快眠を手に入れてください。