さて、今回は・・・、
「おすすめ枕の高さはマットレス(敷布団)の硬さで変わる!」について記事を書きました。
■ちょうどいい枕の高さについて
枕を正しく使えていなかったり、自分の身体に枕が合っていなかったりすると、首の痛みや肩こり、さらにはイビキや不眠の症状を引き起こす原因になります。
そもそも枕の役割とは、首を支えること!
実は頭を支えること以上に、首を支えることが重要です。
頭から首筋、肩口にかけてのラインはS字のカーブを描いているため、ただ布団に仰向けになるだけでは、首のカーブの部分にすき間ができています。
この首のカーブのすき間を埋めることが枕の重要な役割であり、身体の負担を軽減させるポイントになります。
さらに、朝起きると首が痛い原因の一つに「寝返り」があります。
枕は寝返りをすることを想定して選ぶのがポイントとなります。
睡眠中は寝返りを打たなければ、ほとんど同じ姿勢のままになってしまいます。
ずっと同じ姿勢のままで眠っていては、敷布団と接している身体の面が圧迫され、血流や体液が滞ってしまいます。
その結果、首の痛みや肩こり、腰痛で朝からつらい・・・という状態になってしまうこともあります。
理想的な寝返りの数は、一晩に20回程度と言われています。
また、理想的な寝姿勢とは、布団の上でも、自然にまっすぐ立ったときの姿勢をキープできている状態になります。
程良い寝返りを保つためには、枕と敷布団選びが大切なポイントになります!
■とっても大事な枕と敷布団の関係について
「寝姿勢」とは、読んで字の如し、寝ている間の身体の姿勢のことです。
ヒトはまっすぐに立っている時、背骨がなだらかなS字を描いています。
寝ているときもこれに近い姿勢を保つことが、睡眠時に身体に掛かる負担を減らす重要なポイントになります。
この寝姿勢を保持するのに大きな役割を果たすのが枕や、敷布団・マットレスになります。
寝姿勢を保持するためには、まずヒトの身体をしっかり支えることが何よりも重要です。
そこで重要になるのが身体の約9割を支える敷布団(マットレス)になります。
足・腰・肩と部位により重さや形状が異なるため、寝た時に荷重が掛かる重さも場所によって異なります。
寝姿勢を保持するためには、身体をしっかり支え沈みこみ過ぎない硬めの敷布団が良いと言われていますが、硬いだけでは腰などへ負担がかかってしまいますので注意が必要です。
硬すぎず、柔らかすぎず、ほどよいクッション性で身体を受けとめ、体圧をバランス良く分散することが重要になってきます。
また、自然な立ち姿勢になったとき、横から見ると首が前に出ており、首部分の頸椎はS字にカーブしています。
敷布団の硬さにより、敷布団と首のS字カーブの隙間を埋める枕の高さ・硬さも異なってきます。
お店で体験した枕の感触とお家の敷布団の上で寝てみた枕の感触が違う!って思うのは、敷布団が異なるからです。
枕を選ぶときには、お家の敷布団と似た感触・硬さのところでお試しすることをおすすめします。
■柔らかい敷布団と枕を組み合わせると・・・
柔らかすぎる敷布団を使用する場合、寝姿勢が理想の立っている姿から崩れ、お尻など重い部分が沈み込んで腰痛などにつながりやすくなります。
柔らかい敷布団で思い浮かべるのは低反発マットレスではないでしょうか?
低反発マットレスは硬いマットレスに比べ、睡眠時の腰や肩への負担が少なくなります。
そのため、寝ている間のそれらの部位への負担を軽減して痛みや不快感が生じるのを楽にしてくれます。
眠っていても腰や肩の痛みは無意識的に感じているので、睡眠の質が低下している場合があります。
また、睡眠時の腰や肩の不快感のため、夜中に起きてしまうこともありますね。
低反発マットレスを利用することで、起きたときの腰や肩、首への負担を軽減してくれるほか、睡眠の質を高めることも期待できるとも考えられています。
しかし、柔らかすぎる低反発マットレスなどの敷布団(マットレス)も身体にはよくありません。
ヒトは一晩の間に20回から30回の寝返りを打ちます。
これは寝ている間の腰や肩、首に負担がかかりすぎることを避けるためです。
同じ姿勢でいると血行が悪くなったり、体温が上昇したりするため、身体の向きを変えることでそれらを調整しています。
日中に生じた身体の歪みや疲労をリセットする役目もあるといわれています。
柔らかすぎる敷布団ではこの寝返りを阻害してしまうことがあります。
低反発マットレスで寝て調子が悪くなるヒトは、夜にしっかり寝返りを打つことで調子を整えていたのができなくなってしまったことが原因かもしれません。
しかし中には寝返りの回数が極端に少ないヒトもいます。
そういったヒトは睡眠中にどうしても負担が一部のところに集中してしまうため、目覚めたときの痛みに繋がってしまうことがあります。
そのようなヒトには低反発マットレスなど柔らかい敷布団がおすすめです。
柔らかい敷布団(マットレス)と相性の良い枕を選ぶのは実はなかなか難しいです。
それは、柔らかさによって、身体や頭がどの程度沈み込んでしまうかによって、枕の高さやおすすめの硬さが変わってしまうからです。
通説として、柔らかい敷布団(マットレス)は身体が沈み込むため、沈み込んだときの後頭部や首のカーブに合うように低めを選ぶのが良いと言われています。
■かたい敷布団と枕がお好みの方へ重要なお話
畳や床で寝ると身体が真っ直ぐに伸びる気がして気持ちいい・・・というヒトもいますが、硬すぎる敷布団も眠りを妨げています。
眠すぎて床で寝てしまって、朝起きて身体が痛い・・・という経験があったヒトもいるのではないでしょうか?
ヒトはまっすぐに立っている時、背骨がなだらかなS字を描いています。
寝ているときもこれに近い姿勢を保つことが、睡眠時に身体に掛かる負担を減らす重要なポイントです。
硬い敷布団(マットレス)で寝る場合、肩やお尻などヒトの身体で出ている部分だけで身体を支えることになります。
すると、寝ているうちにその部分は痛くなってしまうことが多いです。
これが床や畳で寝てしまったときに身体が痛くなる原因とも言えます。
しかし、寝返りを打つためにはある程度の硬さがある、敷布団(マットレス)が適しています。
低反発マットレスだと沈み込んでしまい反発しづらいため、寝返りの回数が減ってしまいます。
寝返りは寝相が悪いイメージがあるので、あまりしないほうがいいように感じますが、しっかりと寝返りを打つことで寝ている間の体圧が特定の部位に集中しすぎるのを防ぎ、睡眠中の肩や腰の痛みを楽にしてくれる役割があります。
しかし、硬すぎる敷布団は、逆に寝返りが多くなり過ぎ、快眠を妨げる原因にもなるので注意が必要です。
大切なのは、適度に沈み、仰向けに寝ても、横向きに寝てもまっすぐに立っている時のような自然な姿勢が崩れないことです。
敷布団(マットレス)が硬めなら、壁を背にして立ったときの首と壁の隙間を埋めることができる、自分にちょうど合う高さ、硬さの枕を選ぶと良いです。
お店で試す場合は、自分の敷布団(マットレス)と同じ硬さのマットレスの上に置いて試すことをおすすめします。
できる限り自分の敷布団(マットレス)と同じ環境で試してみるのが、自分にぴったりの枕を選ぶポイントとなります。
■オーダー×オーダーはベストチョイス
オーダー枕は、眠りに悩んでいるヒトや枕難民がネット上を検索していてよく目にすると思いますが、敷布団もオーダーがあることはご存知でしょうか?
ふとんのタカハシでは、敷布団(マットレス)と枕の両方をお客さまに合わせてオーダーさせていただきます。
★パターンオーダー整圧マットレス
マットレスと言っていますが、整圧マットレスは1枚で眠れる敷寝具になります。
身体に感じる心地よい凹凸感特徴で、特殊立体構造が体圧を分散させてくれます。
ウレタンのマットレスを頭部・腰部・脚部と6分割して、硬さや寝心地自分の身体に最適な硬さと寝心地の組み合わせを選んで作るオーダータイプのマットレスです。
横向き寝で寝る人にも対応しているマットレスです。
試しに店頭でお試しください。ゴロゴロと仰向け寝と横向き寝を繰り返すことで横向き寝が普段より楽なことが体験できます。
更に、細かい高さ調整もできるプレミアムパターンオーダー整圧もふとんのタカハシでは取り扱っております。
腰部の隙間がちょっと空いているのを埋めたり、膝裏の隙間を埋めたりすることで、より一人ひとりの体型に合わせたマットレスになります。
この微妙な違いは、体験した人でないとわかりません!
もちろん、お家で整圧敷布団(三つ折りタイプ)を使用している方でも、マイプラスサポートを購入いただくことで、更に快眠に近づけることが可能です。
詳しいことは店頭スタッフにお声掛けください。
★オーダー枕
ふとんのタカハシのオーダーまくらは価格だけでも全4種類あります。
今回お伝えしたいのは、完全オーダーメイド枕(税込27,500円)です。
お好みの感触が選べるトップユニット(1層目)と、細やかに高さを調節するベースユニット(2層目)、更にマットレスとの親和性を高める魔法のシートの3層構造です。
最大14ヶ所の高さ調整ポイントを設け、お客様一人ひとりに合わせてフィッティングを行い、細かく高さ調整いたします。
オーダー整圧マットレスとオーダー枕で体格やお好みの寝心地にフィットした快適な組み合わせを見つけましょう!
睡眠の悩みはヒトそれぞれです。
健やかで、心地よい毎日を過ごすために、あなただけのマットレスと枕の組み合わせを見つけることで、快眠で毎日健やかな日々を送りませんか?