さて、今回は・・・、
「布団のお手入れ方法」についてタイプ別に解説いたします。
布団のお手入れは、どんなことをしていますか?
毎日使用する布団ですから、きちんとお手入れして気持ちよく使いたいですよね。
でも、きちんとお手入れってどうすればいいの?と思う方もいらっしゃると思います。
実は、布団の素材によって、お手入れ方法も異なるのです。
そこで今回は、布団の素材ごとのお手入れ方法について解説します。
■布団の干し方
●干す時間帯
午前10時~午後3時
前日も晴れていた日がおすすめ
●干す時の注意点
布団を叩くのはNG。
取り入れる時は、表面を払って、軽く掃除機を掛ける程度にとどめましょう。
〇掛け布団
・綿布団
綿素材は、放湿させる為に、お日様に当てて中まで乾燥させましょう。
・羽毛布団
羽毛は呼吸をするので、綿布団に比べると、湿気がこもりにくい性質をもっています。
干す時間は、2時間程度にとどめましょう。片面1時間ずつを目安にしてください。長時間干すと、羽毛と側生地が傷む原因になります。
布団カバーを付けた状態で干すか、カバーを外して干す場合は、陰干ししてください。
〇敷き布団
睡眠中は、コップ1杯の汗をかくと言われています。
・綿布団の場合
外に干すことで、湿気が飛び、ダニの発生予防につながります。
花粉やお天気が気になるときは布団乾燥機を使用してもOK。
ダニ予防には除湿・乾燥、日光による加熱などが効果的です。
・ウレタン素材の場合
ウレタン素材は、湿気を吸うと、硬さや寝心地、耐久性に影響することがあります。
陰干しをして、こまめに風を通しましょう。
ウレタン素材はダニが好まないという特徴もあります。
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■布団のしまい方
〇羽毛布団
・湿気が大敵です。一度干して湿気を飛ばしてからしまいましょう。
・収納するときは、羽毛布団専用の収納袋など、通気性の良いものに収納しましょう。
・シーツで包んで収納するのもおすすめです。圧縮袋はあまりおすすめできません。
・押入れにしまう場合は、できるだけ上部に置いて、布団の上に重い物を乗せないようにしてください。
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〇毛布
・ウールやカシミヤなどの天然繊維のものは、洗濯表示を確認してクリーニングへ。クリーニング後は、羽毛ふとんと同様に、風通しの良いところで保管しましょう。
・アクリル毛布もしまう前には一度干してください。
・重たいものから順にしまいましょう。
・防虫剤を入れるときは、直接毛布に触れないよう、吊るすか和紙などで包みます。種類の違う防虫剤を同時に使わないようにしましょう。
■布団の寿命
枕や敷布団を買い換えた時期を覚えていますか?
いつ買い換えたか覚えていない方は要注意です!
特に枕と敷布団は1年中毎日使いますし、大きな負担の掛かる寝具なので、他の寝具に比べて寿命が短い傾向にあります。
〇敷布団の寿命
使い方や使う人の体質・体格などにもよりますが、一般的に、羊毛や合繊などのわたのタイプで2~3年、ウレタン製のもので4~5年程度が目安だと言われています。
〇枕の寿命
敷布団同様、中に入っている材質によって異なりますが、一般的なパイプ素材なら3~5年、わたや羽毛などで2~3年、そば殻は1~2年と短めです。
枕や敷布団は毎日使うものなので状態の変化に気づきにくいものです。
長年使って厚みや高さが変わっていたり、生地の汚れやカビが生えてしまったり、気が付かないうちに眠りの質が下がっている、なんてことがあるかもしれません。
最近、睡眠の質が落ちてきたな、と感じている方は、一度、枕や敷き布団を見直してみても良いかもしれませんね。
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■番外編:カビ対策と、冬の結露対策
【カビ対策】
布団の湿気、カビ対策はしっかり出来ていますか?
布団の中でも特に、汚れや湿気の影響を受けるのが敷布団。
上の項目でも書きましたが、人は寝ているときにコップ1杯分の汗をかくと言われており、かいた汗は、敷布団に溜まっていきます。
対策をせずに放っておくと、知らないうちに敷布団の裏にカビが生えていた!なんてことも。
対策としてオススメなのは除湿シート。
湿気が溜まりやすい裏面に敷くことによって、湿気を吸収してくれます。
スノコを下に挟んで風通しを確保するのもおススメです。
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〇冬の結露対策
結露とは、外の寒い空気に触れて冷たくなったガラスに、室内のあたたかい空気が触れることで、それまで含まれていた水蒸気が水滴となってあらわれるものです。
冬は結露が発生しやすい季節。なかでも寝室は、室内の温湿度が高くなりがちな為、結露がとくに発生しやすい環境といえます。
カビの発生を防ぐためにも、冬の結露対策をしましょう。
〇結露対策のポイント
①こまめに拭き取る。
カビの発生を防ぐ為の、もっとも簡単な方法です。
②換気をする。
寒さから換気回数が減少しがちな冬場は、室内の湿度が上昇しやすくなっています。こまめに換気を心がけることで、室内にこもった空気を外に押し出し、湿度を下げる効果が期待できます。
③暖房器具を見直す。
石油ストーブやガスストーブは、あたためるときに水蒸気の発生を伴います。
これらの代わりに、エアコンやオイルヒーターを使用すると湿気を防ぐことができます。
加湿器を使用している場合は、使用時間を短くするなど工夫してみるのも良いかもしれません。
④押入れやクローゼットに物を詰めすぎない。
スノコを敷いて、空気の通り道をつくるのも効果的です。
■まとめ
いかがだったでしょうか?
毎日使う布団ですから、きちんとお手入れをして、快眠につなげていきたいですね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!