さて、今回は・・・、
「さよなら枕くん、枕の寿命とお別れのタイミング」について記事を書きました。
■枕の寿命はどれくらい?
結論から言うと、枕の寿命は素材や使い方によっても異なりますが、平均すると2~4年程度が目安と覚えましょう!
頭の重さは、全体重の約8%を占めるといわれています。
体重が50kgの人だと約4kgは頭の重さということになります。
その頭の重さを首から毎晩支えているのが、枕になりますね。
毎晩使うということは、毎日少しずつ中身がヘタっていたり、高さが低くなったり、固くなったりしているとうことです。
そう考えると、枕は意外と寿命が短いということになりますね。
なんか寝心地が悪いなー、夢見が悪いなー、朝スッキリしないなー・・・と朝の目覚めがイマイチなときが、枕の交換時期と思ってもいいかもしれません。
特に耐久性、衛生面を考えると、適切な時期での枕のお買い替えも快適な眠りのための重要なポイントになります!
さらに、中身の素材によってもヘタる(ぺちゃんこになる)スピードも異なります。
■枕の中身の素材別に寿命をチェック!
枕の耐用年数は、素材によって違います。
更に、一人ひとりの体格、頭の形、寝相、睡眠環境にもよって中身のへたり方は異なります。
よく見る素材の目安は下記のとおりです。
★ポリエステルわた素材★
ポリエステル(合繊)わたの枕の寿命は、1~3年です。
クッション性が特徴で、枕やクッションの定番素材です!
つぶわた、マイクロファイバーわたなど、ポリエステルわたはいろいろな種類がありますが、平均しての寿命は1~3年程度となります。
おおくの場合、1年ほど弾力がなくなり、段々と低くなって硬くなっていきます。
買った頃のふわふわ感がなくなり、枕のボリュームがいまいちと思い始めたら買い換えを検討しましょう!
★ウレタンフォーム素材★
低反発ウレタンフォームの場合は2~3年程度です。
柔らかめが好みで、ゆっくり沈み込んで、頭にフィットする感触が気持ちよくて購入される方が多い素材です。
元の方に戻らなくなったり、ヘタっているように感じたら買い換えを検討しましょう。
高反発ウレタンフォームの場合は3~5年程度です。
最初の頃に比べて枕が柔らかくなってきたり、高さが低く感じたら買い替えを検討しましょう。
ウレタンフォームの密度によって耐久性も異なります。
また、低反発も高反発もウレタンフォーム製品は水分を含むと劣化が早まります。
お洗濯してしまった場合のご使用はおすすめしません。
早急に買い換えをお願いします。
★パイプ枕★
プラスチックストローを短く切ったような素材の枕です。寿命は4~5年程度です。
パイプの硬さが柔らかいとパイプが潰れてヘタるのがもっと早くなり、硬めの素材だと比較的寿命は長めになります。
中材が偏って寝心地が悪くなってきたり、首元が低く感じたりし始めたら買い換えを検討しましょう。
★そば枕★
昔ながらのそば殻が入った枕の寿命は1~2年程度です。
そば殻が潰れて高さが低くなったり、まれに潰れたそば殻の粉が出てきたりします。
そば殻の粉が出てきた場合は、喘息などの原因にもなることがありますので、早急に買い換えましょう。
他と同様に、そば殻が潰れて寝心地が悪くなってきたら買い替えを検討しましょう。
使わない時期が長いと虫がわくこともあるので、注意が必要です。
どんなにお気に入りの枕でも、使い心地(寝心地)が悪くなってきたら、買い換えることを検討することをおすすめします。
■枕の寿命を伸ばす方法
- 使用後は通気性が良い場所に干しておく
- 枕カバーを使用する
- 髪をしっかり乾かして寝る
①使用後は通気性が良い場所に干しておく
使った枕をそのまま放置しておくと、ダニやカビが繁殖して枕が痛む原因になります。
衛生的にもダニやカビが繁殖した枕は良くないので、朝起きたら立て掛けたり、枕ハンガーを利用して通気性が良い場所に枕を陰干しや天日干したりすることをおすすめします。
②枕カバーを使用する
洗える枕の素材なら、丸洗いすることも可能ですがうまく乾かさないとカビの原因になってしまいます。洗えない枕もありますね。
そんなときは手軽に洗える枕カバーを使用しましょう。
枕の中に汗や皮脂が染み込むのを防ぐことができます。
また、枕本体を天日干しするときには枕カバーをつけて天日干しするほうが、枕の寿命が伸ばせます。
③髪をしっかり乾かして寝る
早く寝たい!面倒くさい!と髪の毛を乾かさずに寝てしまっていませんか?
髪の毛を乾かさずに寝てしまうと、枕にカビや雑菌、ダニの繁殖してしまいます。
しっかり乾かして寝ることが、枕にも髪の毛にもダメージを与えないポイントです。
■オーダー枕に寿命はないの?
人それぞれなので一概には言えませんが、個人的には5年程度だと思います。
中身の素材がだめになるというよりも側地の汚れや摩擦によるダメージが目立ってきます。
また、中身の素材やオーダー枕の種類(構造)によって寿命は大きく変わります。
アフターフォローに1回も行かない場合、1年も経たずにフィット感がまずなくなっている方が多いと思います。
また、汗やニオイ、皮脂やよだれなどで枕カバーを利用していても、側地(枕本体)にシミが付いてしまっていたりします。
購入して3週間後・3ヶ月後、半年後、1年後・・・と合わなくなる前に無料調整に来店していただいた方や、当社で購入時にお渡ししている除菌券を利用していただいている方の枕の寿命は比較的長くなっております。
長く使っていただきたいので当社では、無料調整期間が半永久的に続き、パーツごとに買い替えなどもしやすい完全オーダー枕(27,500円・38,500円)をおすすめしております。
こちらでしたら、部分パーツの入れ替えなども可能なので、購入した金額よりも格安で新品同様の寝心地に変更できます。
枕の試用期間(寿命)から枕を選ぶ場合は、完全オーダー枕をおすすめします。