社長日誌

DIARY

地震

 本日、東京から帰徳するために、京浜急行に乗っていると、品川駅を過ぎたあたりの鉄橋で、電車が止まりました。
 突風で車両が煽られているのかと思えば、街全体が揺れているようです。
 復旧するかと思っていましたが、電灯は消えてしまい、しばらくすると前方の鉄橋を渡りきっている車両から避難するようにという放送がありました。
 飛行機に間に合わなくなるため、タクシーに乗って、空港に向かわねばと思い、品川駅まで戻ると、既に駅は人であふれかえり、タクシー乗り場の列の最後がどこかすら判らない、公衆電話にも長蛇の列ができていて、電話するだけでも1時間以上かかりそうな状況です。

 これは、空港へ行くのは絶望的なので、宿泊場所を確保せねばと思い、ホテルに行ったのですが、全て満室ということで断られます。
 そこで、情報もなく、行く当てもないので、高輪グランドプリンスのロビーで休憩をしながら情報収集を行いました。
 携帯電話は全くつながりませんが、メールは携帯メールもSMSもつながるし、携帯版のフェイスブックも見ることができるのが判ってきます。
 しばらくすると、取引先からメールが入り、浅草橋まで来ればホテルを確保してあるとのこと。
 しかし、情報が錯綜し、浅草橋は遠いので品川付近でもホテルが確保できるのかできないのか?ある程度の時間まで待てば、タクシーがつかまるのかどうか?電車は復旧するのかどうか?といったことが全く分かりません。
 何時間か待っているとメール等で徐々に情報が入り始めました。

 ①品川付近でホテルを確保するのは絶望的である。(品川付近のホテルは高層ホテルが多く、安全上、高層階は使用したくないため、宿泊を断っていたようである。また、エレベーターが動いていないホテルも多かった)

 ②タクシーも新宿駅では5時間待っても1台もタクシーが来ていないとメールで情報が入る。(実際に歩いていると空で走っているタクシーも全て回送で帰社するもので、タクシーを捕まえるのも神業に近かった。)

 ③電車はJRが本日中は復旧しないということが発表されたと連絡が入る。

 ④銀座から歩いてきたというご婦人と話をしていると、ここまで3時間かかったとのこと。

 そこで20:30に決断し、浅草橋まで徒歩で移動することに決め出発しました。
 移動していると、車道は大渋滞で、あまり動いておらず、酷い状態。
 歩道も人であふれかえり、非常に歩きづらいくらい。
 途中では銀座線が動き始めたので、新橋まで行けばなんとかなるといった情報が入ってきたりもするが、実際に新橋まで歩いてみると、渋谷駅で大勢が押しかけて危険になったので、運行がストップしたということ。
 やはり歩くしかないと、ひたすら歩いていると、取引先の担当者からホテルが浅草橋から三越前のホテルになったと連絡がある。
 少し近くなったので、喜ぶが今度は場所がわからない。
 電話はつながらないので、聞きようがない。
 あちらこちらと捜しながら辿り着くと、エレベーターが動いていずに、5階まで徒歩であがる。
 相部屋ではあるが、部屋があったので、少しでも休息せねばと思い休息をとる。
 大勢の方から、メールをいただいたり、フェイスブックでは励ましをいただいたりして非常にありがたいと思いました。
 また、宿泊を確保していただいた取引先にも感謝です。