社長日誌

DIARY

就職とは何か

 森岡孝二氏の著書「就職とは何か」を読みました。
 先日、同友会新聞に載っていたのを見て購入しました。
 この著書では具体的な数字をあげて、就職活動の現状に警鐘を鳴らしております。
 非常に興味深い内容なので、少しだけ紹介します。
 15歳から24歳の若年雇用者は1992年の750万人から2010年には456万人に減少している。
 また、2010年10月時点で、非正社員比率は全年齢男女38.4%、15~19歳では男91.6女95.8%、20~24歳では男46.7女44.2%で、高校新卒者は大多数が非正社員で短大及び大学の新卒者を含む年齢層は男女ともに非正社員の比率が45%程度ということです。
 森岡氏は著書の中で、大学卒業時に就職未内定者が増えた理由を、企業の正社員雇用が減ったというだけではなく、18歳人口が1992年の205万人から2010年には122万人に減っているにもかかわらず、大学進学率が26%から51%に上がってるため、大卒人数が54万人から62万人に増えていることも原因であると記しております。
 色々と考えさせられる本です。
 採用・就職に興味のある方にはお勧めですね。(^^)