社長日誌
旅は情け人は心
昨日、観光が終わって自由時間になったので、散歩に行きました。
私は知らない街での散歩が好きで、特に西洋と東洋が出会い、その要素がぎゅっと押し詰まったようなこの街での散歩は非常に楽しいものです。
しかし、今回は調子に乗って歩きすぎて1時間以上散歩してしまい、とても疲れて帰れるものではありません。
タクシーで帰ろうとしましたが、運悪く運転手の交代時間にあたっているようで、何台かのタクシーに断られてしまい、結局バスで帰ることにしました。
どこの国でもバスに乗るのは難易度が高いので、気が進まないのですが、親切そうな男性にどのバスに乗れば良いかを聞いていると、横から恐そうな顔のおばちゃんが出てきて、28Cのバスに乗ればいい、私も乗るから降りる場所を教えてやろうと口を出してきます。
しかし、10分程たって他のバスは次々来るものの28Cのバスは来ません。
目的地の近くを通るバスが来たので、少し歩いてもいいかなと思い乗ろうとしても、そのバスは違うととめられます、
空いているタクシーが来始めたので乗ろうとしても、もうすぐだからバスで行きなさいと言われます。
やられたなあと思いましたが、親切で言ってくれているのは間違いないので、我慢して待つことにしました。
結局、更に20分ほど待ってやっと目当てのバスが来て、(このバスは巡回バスで、一回り約25分と書いてあり、結局ほぼ一周分待ってしまったようです。)バス代を払おうとすると、おばちゃんがバスのカードを2枚持っているからと、バス代をおごってくれました。
いざバスに乗ってみると、バスに乗っているのは地元の人ばかりで地元にとけ込んだ雰囲気になり非常に気分は良いし、普段自分では通らないローカルなルートを走るので楽しくなってきました。
10分ほど走り、バスがホテルの前に着いたので、おばちゃんにお礼を言って降りました。
旅は情け人は心と言いますが、まさにこのことですね。
最初に恐い顔だと思ったり、やられたなあと思ったりしてごめんね おばちゃん。m(_ _)m