社長日誌

DIARY

神の守り人 帰還編

 先日、来訪編を読みましたが、面白かったので早速帰還編を読みました。
 このお話は私なりに解釈すると、だれにでもある善悪両方に対する欲望を自分の中でどのように整理し、制御していくのかといったことがテーマであるように思います。
 人は誰でも良いことをしたいという欲求だけを持っているのではなく、自分のした悪いことを正当化しようとしたり、時には悪いと承知の上で悪いことをする人にあこがれたりすることまであります。
 私の好きな池波正太郎氏の作品の中にも度々「人は悪いことをしながら、良いことをし、悪いことをしながらも悪いことをする」といった言葉使われます。
 人間は善悪どちらかといった単純なものではなく、色々な状況や人間関係によって良いことをしたり、悪いことをしてしまうというのは永遠のテーマかもしれませんね。