社長日誌

DIARY

絵金祭り

 昨日より高知に家族で来ております。
 龍河洞を観光した後、高知新阪急ホテルにチェックインし、はりまや橋や商店街をちらっと見て、夕方になったので赤岡町に向かいました。
 昨日から本日は赤岡町で絵金祭りが開催されております。
 絵金祭りとは江戸後期から明治初期にかけて高知県で活躍した絵師金蔵(林洞意、弘瀬雀七も同一人物)、通称「絵金」の書いた歌舞伎や浄瑠璃を題材とした屏風絵(弟子の書いた作品も多くありこれら全てを含む)を一年に一度、現在では7月第三週の土日曜日に赤岡町の商店街の軒下に並べ飾り、これを日が暮れてから蝋燭の火で鑑賞するというお祭りです。
 絵金の画風は「おどろ、おどろ」という言葉に代表されるように、非常に残酷な場面が大迫力で書かれているものも多く、特に水銀からとった「血赤」と呼ばれる赤は本当の血を絵の具に使ったかのような錯覚を覚えさせるほどです。
 これらの絵を暗がりで、揺れる蝋燭の炎で見るのですから、どれほどの凄みが感じられるのだろうと楽しみにしておりました。

 しかし、夜になっても露天の明かりや商店の明かりが、お祭りですので明々とついており全く暗くなりません。
 人出も多くあり、絵の鑑賞そっちのけでビンゴ大会等も開催されており、雰囲気が盛り上がるものではありません。
 
 まあ、いい絵を間近で(しかも無料で)鑑賞させていただいたので文句を言うとバチがあたりますが、何とか本当の暗がりであの絵を見てみたものです。(^_^)

↓絵を説明してくれている地元の女の子