社長日誌

DIARY

見たぞ!モナリザ

 カンボジアでモナリザを見たというと、おかしく思うかもしれませんが、カンボジアにもモナリザがあるのです。
 シェムリアップから北東に40㎞の郊外にバンテアイ・スレイという遺跡があり、そこに「東洋のモナリザ」と呼ばれる像が存在します。
 過去には作家アンドレ・マルローがその美しさに惹かれ盗掘し、国外に持ち出そうとして逮捕されたといういわくのある像です。
 カンボジアは非常に暑い国ですので、朝早く仕事を始め、昼間はゆっくりと2時間ほど休憩する習慣があり、観光等もこれに倣います。
 今回の予定にはこのバンテアイ・スレイ見学は入っていなかったのですが、以前から見たかったので無理矢理、別料金を払ってこの休憩時間に行ってもらいました。
 途中の道は舗装もされておらず、時には座席から転げそうになりながら往復1時間半走り、見学は30分と非常に厳しい旅程でした。
 しかし、行ってみると小規模でしたが、全体が赤褐色の細やかなレリーフに飾られた素晴らしい寺院遺跡でした。
 私が見た東南アジアのレリーフでは群を抜いて精緻な技術で本当に感心し、盗んだアンドレ・マルローの気持ちも少し分かるような気がします。
 久々に車に乗って気分が悪くなりましたが、それだけの価値はあったと思います。(^^)