この作品は江戸時代の市井もの短編小説を集めたアンソロジーです。
作家と作品は
池波正太郎 おっ母、すまねえ
平岩弓枝 邪魔っけ
松本清張 左の腕
山本周五郎 釣忍
宮部みゆき 神無月
となっております。
私は池波正太郎が好きなのでこの本を買ったのですが、読んでみると池波氏の作品は既読の文庫に収録されており、既に読んでしまっていたのでがっかりしました。
しかし、他の作品も池波氏の作品に負けず劣らずといった秀作で非常に楽しめました。
また、この本にはそれぞれの作品が収録されている底本も掲載されておりましたのでこれを頼りに読み深めてみると更に面白いのではと今から楽しみにしております。