今回の出張中に読んだ本は「警官の紋章」です。
警察小説といえば私の中では横山秀夫と佐々木譲が双璧ですが、これは佐々木譲の作品です。
映画化もされた北海道県警シリーズの第3弾ですが、今度は洞爺湖サミットの特別警備団結式を舞台として、その日までの約1週間を描いております。
この作品は元々実際に北海道県警でおこった「稲葉事件」を下敷きにしている上に、実際にあった洞爺湖サミットの関連行事を舞台とし、警察組織のディーテールに凝った作品ですので、虚構であるのは分かっていますが、非常にリアリティを感じます。
第4弾「巡査の休日」も今年、文庫になったようなので早く読みたいものです。(^^)
