社長日誌

DIARY

内々定者懇談会

 本日は内々定者の懇談会でした。
 私はあれも話したい、これも話したいと思い色々考えてはいたのですが、割り当ての時間が20分しかなく何だか欲求不満の残る会になってしまいました。
 せめて1時間くらいはもらって、もう少し内々定者のみなさんとお話ししたかったのですが、調子が出てきたところでハイ終わりです。
 社長の権限をフルに使って次回はせめてもう10分くらいは余計に時間をもらえるよう山下さんに交渉したいものです。

松源産業

 本日は中小企業家同友会の合同企業説明会でしたが、私は来客があったので、昼からは山下主任(この4月から主任に昇進しました)に任せて早めに帰社しました。
 帰社すると知り合いから連絡があり、今度は松源産業株式会社が倒産したとのことです。
 以前から噂はでていたのですが、松源産業は滋賀県の愛知川本社で、布団カバーのメーカーとしては創業1915年100年近い歴史を持つ老舗ですので、なんとか頑張って欲しいと思っておりました。
 今年は1月に長崎の大伍寝装が倒産してから、丸富・ニコホン・綿常・川瀬等の問屋の寝装部門や会社自体の廃業、倒産が続き、その後はマザーバード・フジライフ等メーカーの民事再生法適用の申請があった上に、今度は松源産業ですので本当に寂しくなってしまいます。

歩兵の本領

 浅田次郎氏の短編集です。
 全部で9編収録されており、どれも昭和45年頃高度経済成長期の中、大きな矛盾を抱えたまま拡大していく自衛隊の内側を書いた作品です。
 最初の2編は1997年に執筆され、残りの7編は1999年から2000年にかけて執筆されているので作風に微妙な違いが感じられますが、全編を通して自衛官経験者でもある浅田氏の自衛隊や旧軍人に対する愛情がにじみ出ております。
 最終話のタイトルはこの文庫タイトルと同じで「歩兵の本領」になっておりますが、この中で軍歌が紹介されております。

 万朶の桜か 襟の色
 花は吉野に 嵐吹く
 大和男子と 生まれなば
 散兵戦の  花と散れ

 尺余の銃は 武器ならず
 寸余の剣は 何かせん
 知らずやここに二千年
 鍛え鍛えし 大和魂

 作品中ではあかされませんでしたが、後で調べてみると、この軍歌のタイトルこそが「歩兵の本領」でした。

おみやげ

 本日は会社の日帰り慰安旅行でした。
 朝8時に川内店を出発し、昼食は蒜山高原で焼き肉、午後からは鳥取花回廊へ行き多くの花を見ながら散策しました。
 帰りには山田養蜂場が経営しているイチゴ園でイチゴ狩りを楽しみました。
 山田養蜂場は蜂蜜をとるために、色々な花を栽培しており、この一環としてイチゴ園も経営しているとのことです。
 ここでは数種類のイチゴが食べ放題で、こんなにお腹一杯イチゴを食べたのは初めてで非常に満足でした。
 おみやげはそれぞれ、蒜山高原で「吉備だんご」、花回廊では数個のキャンディーの中の1個だけが激辛になっている「げげげの鬼太郎キャンディー」、山田養蜂場では「蜂蜜」を買いました。
 帰って蜂蜜を家内に渡すと「これってニュージーランド産って書いてあるよ」と言われてがっくりしました。いかにもここで作っていますよという感じだったので、なんか寂しい気分です。
 ゲゲゲの鬼太郎キャンディーは長男が当たりをひいて吐き出しました。
 吉備だんごは「これを食べた人はお父さんの家来になるんだよ」と言って渡したのですが、後で聞くと誰も食べていないようです。
 よっぽど私の家来になるのが嫌なのでしょうかね。(>_<)
↓花回廊にて           ↓花回廊のマスコット「ポロロとピロロ」(注:ウィルスではありません)

もんじゃ焼き

 昨日は日本橋人形町のホテル「サイボー」で宿泊しておりましたが、もんじゃ焼きを食べるためにわざわざ浅草まで足を伸ばしました。
 私はもんじゃ焼き屋さんでもんじゃ焼きを食べるのは初めてだったので、作り方食べ方共によく分かりません。
 このもんじゃ焼きというものは、私が思っているよりも、ずっとアバウトな食べ物のようで、作るのも食べるのも適当にやれば良いようなのですが、その適当がよく分かりません。
 写真で撮った作り方のマニュアルが壁に貼ってあるものの、どうしても味付けの具合や焼き加減が不明なので、店員に聞きながら作るのですが、店員の愛想が悪く話になりません。
 どうにか作って食べ始めても、あまり美味しくないのでソースを入れてみたり、延ばして焦がしてみたりと色々食べながら工夫を重ねました。
 そして、どうにかこれで美味しいなあという味に辿り着いたときには既に残り一口くらいになってしまっておりました。
 これではわざわざ浅草までもんじゃ焼きを食べにきたのか、作り方の研究に来たのか判らない気分です。
 お星様が願いを一つだけ叶えてくれるなら、いつか最初から美味しいもんじゃ焼きを、お腹一杯食べてみたいものです。(T_T)

中山チェーン

 今月のHOPでは横浜市戸塚の中山チェーン戸塚店を見学に行きました。
 戸塚駅前の大規模再開発に伴い現在は駅に併設されている商業ビルの1階で仮営業中だそうです。
 土日より平日の方が店前通行量が多いとのことで、本日も多くの人が店の前を行き交い商品を手にとって見ております。
 売場のボリューム感も非常に出ておりコンパクトにまとまった良い売場になっておりますので、非常に勉強になります。
 見学後は中山さんを中心にHOPのメンバーで1時間以上にわたり、中山さんへの質問や意見交換を行い今回も非常に有意義な時間を持つことができました。

 しかし、私も以前勘違いしていたのですが、HOPのメンバーの中にも「戸塚って、あの戸塚ヨットスクールの戸塚ですよね」と言って中山さんに「あれは校長の名前が戸塚さんというだけで、地名とは全く関係がありませんよ」と指摘されておりました。
 確かに駅前を見渡すと海はなく、私の友人が横浜のチベットと呼んでいたように山がすぐ近くに見えておりました。

ダウン・ツ・ヘブン

 本に興味のない方は面白くないかも知れませんが、本日も本の話です。
 この作品も森博嗣氏の作品で「スカイ・クロラ」「ナ・バ・テア」に続く話です。
 この作品中の空戦シーンは特に秀逸で私の知る限りでは抜群です。
 飛行機の専門用語は解りませんがそれでも、軽快な文章運びに思わず興奮してしまいます。
 また、作品中を通して1人称で語られる「僕」の単純にただ命をかけて飛ぶことのためだけに生きるピュアな魂と心の闇の中に一瞬だけ煌めく光に魅了されて、非常に思い入れてしまいます。
 次巻「フラッタ・リンツ・ライフ」も今から楽しみです。

 何だか今日は表現の一部がキザになってしまいました。

ナ・バ・テア

 先日書いた「スカイクロラ」の続編です。
 スカイクロラの主人公である「カンナミ・ユーヒチ」の上司である「草薙水素」の過去にスポットを当てた作品です。
 当初は「僕」という一人称でのみ語られ、それが誰か解らないところから始まり、スカイクロラではった伏線(謎)の一部を解き明かしていく手法はSFとはいえミステリ(推理小説)に似たものを感じさせられます。
 まだまだスカイクロラの中ではられた伏線(謎)が多くありますが、今後の作品で順次解き明かされていくのが楽しみです。

すべてがFになる

 この作品は先日読んだ「スカイクロラ」を書いた森博嗣氏のデビュー作です。
 スカイクロラが面白かったため読んでみました。
 この作品は純然たる推理小説なのですが、SFであるスカイクロラ同様、哲学的で現実と虚構の垣根の曖昧さを非常に意識させられる台詞や理解しがたい台詞が、あちらこちらに見受けられます。
 「先生、現実って何でしょう?」
 「現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に表れる幻想だ」

 「そもそも生きている方が異常なのです。死んでいることが本来で生きているというのは、そうですね・・・、機会が故障しているような状態。生命なんてバグですものね」

 結局最後まで読んでも、私には完全に理解することは不可能ですが、なんとなく解った気になれるところが面白さなのでしょうか。

露天風呂

 本日は出張で山梨県に宿泊しております。
 本日の宿泊は「健康ランド&ホテル スターランド」という所で名前の通り健康ランド(温泉ではない)とビジネスホテルが一緒になった施設です。
 施設はかなり老朽化しておりますが、ゆっくりお風呂にはいれるから、「まあいいか」と思っておりました。
 しかし、お風呂に行って一番楽しみにしていた露天風呂に行こうとすると、露天風呂への出口に「重油の値上がりのため露天風呂を中止しております」と書いてあります。
 私は呆然となり張り紙の前で少しの間、立ちつくしてしまいました。(当然裸で)
 ガソリンの値上げ以外で原油高の影響をここまではっきり体感できたのはこれが初めてです。
 いくら原油高でもそこまで節約するのはいかがなものかと思いますね。(>_<)