さて、今回は・・・、
「寝具専門店が解説!低反発・高反発のメリット・デメリット」
について解説します!
「低反発と高反発ってどっちがおすすめ?」
敷き布団やマットレスを買い替えたい!
どんなのがいいかな~と考え中の方がよく行きあたるこの問題。
少し前は低反発のマットレスが人気と聞いたけど、最近は高反発のマットレスがオススメって出てくるし……
でもせっかく買うのに固くて寝づらいのは嫌だし、すぐにへたってしまうのも嫌、かといってお手入れが楽な方がいいし……
と迷宮入りになりやすい問題です。
そこで今回は
『寝具専門店が解説!低反発・高反発のメリット・デメリット』についてまとめました!
■ 低反発・高反発とは?
低反発と高反発の違いは、単に低反発は柔らかい、高反発は固い、ということではありません。
もちろん柔らかい・硬いでも間違いではないのですが、反発、と言うように、かかった圧に対してどれだけ跳ね返す力が強いか、が焦点となります。
低反発はかかった圧に対して跳ね返す力が弱く、高反発は跳ね返す力が強いものとなります。
例えばビー玉を落とした時にビー玉が跳ねるかどうか、という実験を思い浮かべてみるとイメージしやすいかと思います。
落ちてきたビー玉(圧)に対して、跳ね返す力が弱い低反発はビー玉が余り跳ねません。
一方、高反発は跳ね返す力が強いため、ビー玉は低反発に比べて跳ねます。
この「反発力」が高いか低いかの違いが、低反発・高反発の違いなのです。
■ メリット・デメリットは?
マットレスや枕といった寝具で使われている低反発・高反発のそれぞれメリット・デメリットについてご紹介します。
低反発のメリット
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包み込むように沈み込むため、体に沿いやすい
反発力が低く、寝転がった時にゆっくりと体が沈み込み、体にしっかりと沿ってくれるのでフィット感や安心感があります。 -
柔らかい
柔らかい素材が多く、触り心地がよいものが多いです。
低反発のデメリット
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蒸れやすい
湿度の高い日本の気候では蒸れやすいという弱点があります。また体に沿うため密着し、蒸れが発生しやすくなります。 -
寝返りが打ちにくい
体が沈み込む為、寝返りを打ちにくい素材です。
高反発のメリット
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体が支えられている感覚がある
反発力がある為、寝転がっていても沈み込まず、体を支えてくれます。 -
寝返りが打ちやすい
寝返りを打つときに力を入れずとも体を動かしやすいです。
高反発のデメリット
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保温性が低い
体への密着度が低く通気性が良い為、低反発に比べて熱はこもりにくいです。 -
分厚くて場所を取る
折りたたんでも分厚く、圧縮もしづらい、また圧縮した後に戻らない可能性があるなど、収納するには不向きです。
■ 実は気を付けて欲しい!ニュートン数
低反発と高反発に「明確に定められた基準(数値)」というものはありません。
ただ、消費者庁のホームページにおいて、ウレタンマットレスにおいて、ニュートン数という硬さを表す単位で表現しての区分があります。
- ・110ニュートン以上がかため
- ・75ニュートン以上110ニュートン未満がふつう
- ・75ニュートン以下がやわらかめ
とされています。
ですが、ニュートン数が同じウレタンマットレスでも密度などが違えば触り心地は変わってきます。
一概にニュートン数だけで確認するのは危険なのです……!
ニュートン数が同じウレタンマットレスがあった場合、サイズや厚み、また重さなどの確認も重要です!
■ まとめ
いかがだったでしょうか。
低反発と高反発についてご紹介させて頂きました。
じゃあ実際低反発と高反発、どっちを選べばいいの?
ということに関しては ↓こちらのブログ↓ で更に詳しくご紹介しています♪
低反発マットレス・高反発(高弾性)マットレスどっちが私に合っているの?
皆様の寝具選びに少しでもお役に立てましたら幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!