快眠のすすめ

■衣替え注目ポイント！快眠のための快適な環境とは？

季節に合わせた布団、と言っても、じゃあなにを基準に考えればいいの？ということが気になりますよね。

快眠のための寝具環境で指標としていただきたいのが「寝床内気象」です。
これは布団の中の気温や湿度のことを指します。

人間が眠りやすいとされている理想的な寝床内気象は 温度が33±1℃、湿度が50±5％ と言われています。

季節関係なく、この気温・湿度が人間にとって心地よい睡眠環境となります。
ですので、暑い夏であれば熱や汗がこもらない布団、冬であればしっかり保温してくれる布団、といったように、どんな季節でもこの温度・湿度になることを意識して布団を選んでいくことが大事です。

また、外気温よりも室内温度が重要になってきます。
夏場クーラーをかけているので外は30度を超えているけれども室温は26度、冬場は外が0℃切っているけれども暖房で16度ぐらいある、といった室温も鑑みていくことが重要です。

■室温別のおすすめ掛け布団

ではどれぐらいの室温でどんな布団を選べばいいのでしょうか？
具体的な室温とおすすめの掛布団の組みあわせを紹介します！

こちらはもちろん一つの指標であります。
室温15℃前後でも、羽毛布団1枚では寒いよ～という方や、室温20℃前後でも合掛布団では暑い……という方もいらっしゃいます。
自分の体調や体質に合わせて決めていくことが重要です。

■衣替えのワンポイントアドバイス

季節の変わり目は、寒かったり暑かったりして調整が難しいものです。室温や自分の体質・体調を見ながら調整してもうまくいかないこともあります。

「羽毛布団だと暑いかも」と感じる時は、布団を変えるのではなく、カバーを夏用の綿やガーゼに変えるだけで、通気性が良くなり、眠りやすくなることがあります。逆に、「なんだか寒い」と感じる時には、カバーを冬用に変えてみるのも一つの方法です。

掛け布団だけでなく、敷きパッドやシーツを春物や秋物に変えるのもおすすめです。

寝床内気象には、室温だけでなく湿度も関係します。「室温が低くなってきたから暖かい布団にしよう」とした結果、暖かすぎて汗をかき、湿度が上がって不快になることもあるのです。

体感温度的には問題なくても、湿気が気になる時は、吸水性が高く通気性の良い綿やガーゼ素材を選ぶことが大切です。特に季節の変わり目は、羽毛布団のように保温性がありながら放湿性や調湿性の高い寝具を選ぶと、より快適に眠れるでしょう。

一気に衣替えをするのではなく、アイテムを少しずつ入れ替えて調整していく、というのもありなのです！

■まとめ

いかがだったでしょうか？

布団の衣替えは、季節ごとの室温や湿度に応じて適切なタイミングで行うことが大事になってきます。
適切な時期に布団の衣替えをし、快適な睡眠環境を整えることで、一年中気持ちの良い眠りを実現できます。
また衣替えのタイミングでクリーニングに出したり、風を通したりすることで、布団の清潔に長く使うこともできます。

自分にとって快適な寝具を季節によって選び、気持ちの良い眠りになる一助となれたら幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました！