むくみ解消と睡眠
朝起きた時に「顔が腫れぼったい」夕方になると「足がむくんでいる」といった経験はありませんか?
むくみの原因は色々あり、病気が原因の事もあれば、塩分の取りすぎや身体の冷え、運動不足などといった事もあります。
中には、「睡眠が原因でむくみが起きる」という事もあるのです。
ここでは、「睡眠が原因のむくみ」とその解消法について考えていきたいと思います。
なぜ、睡眠が原因でむくみが起きるのでしょうか?
私たちが眠っている間、身体の中では組織が活発に働いていて、疲れを取ったり、細胞の入れ替えをしたりしています。
睡眠時間が足りないと、老廃物や二酸化炭素を含む水分が、細胞の中にたまっていって、細胞が酸素不足になります。すると血管が膨らんで、水分のコントロールがうまくできなくなり、余分な水分や老廃物が皮膚の下に過剰にたまります。これが原因で『むくみ』が起こるのです。
つまり、むくみは、余分な水分や老廃物だということです。
むくみを解消するには、どうすればよいのでしょうか?
むくみにくい身体をつくる為には、質の良い睡眠をとることが大切です。
具体的には、次の3つのことを心がけてください。
- 軽いストレッチ
身体を動かすことで筋肉の緊張をほぐしましょう。 - ストレスをほぐす
ストレスが溜まると、血行が悪くなって、むくみの症状につながります。
40℃くらいのぬるめのお風呂に入って、ゆったりとリラックスしてください。 - 夜更かしをしない
これが最も大切です。
特に午後10時~午前2時は睡眠のゴールデンタイムと呼ばれ、成長ホルモンが分泌される時間帯です。この時間帯には、できるだけ睡眠をとりましょう。
私たちの身体は、睡眠が不足してくると1日の生活で疲れ切った身体を回復する事ができなくなり、代謝も悪くなってしまいます。
そして『むくみ』のように、いろんな変化が出てきます。
快眠を心掛けて、健康な身体で1日1日を過ごしていきたいですね。
ワンポイント
うつぶせ寝は顔のむくみを起こしやすくします。顔が下向き(または横向き)になるので、下になった側で水分が滞り、むくみやすくなってしまうのです。むくみが気になる方は、身体に支障のない限りで仰向け寝をおすすめします。