睡眠に役に立つ野菜「レタス」
ヨーロッパの国々では昔から、レタスは眠りに関係すると考えられてきました。
20世紀初期の絵本、ピーターラビットシリーズの中の「フロプシーのこどもたち」という話では、子ウサギたちがレタス畑でレタスを食べすぎて眠ってしまったところをつかまって…というシーンが出てきます。
ピーターラビットのお話は1902年にイギリスで出版された絵本です。このことからも、ヨーロッパでは昔から、レタスが睡眠に関係していると言われていたと考えられます。
レタスには、睡眠に効果がある『ラクチュコピクリン』という成分が含まれています。
レタスを切ると、切り口から白い液体が出てくると思いますが、この液体が『ラクチュコピクリン』です。
これには軽い鎮静作用や催眠促進効果が含まれているのです。
『ラクチュコピクリン』はレタスの種類によって含まれる量が違い、私たちがスーパーなどで購入しているレタスはアメリカで品種改良された玉レタスなので、睡眠に役立つ『ラクチュコピクリン』をそれほど多く含んでいません。
1番多く含むレタスは中南米産の『ワイルドレタス』、次に多いのがヨーロッパ原産の『ラクツーカー』や『ピローサ』と呼ばれている葉レタスです。
この後に『サニーレタス』や『サンチュ』と言った聞き覚えのあるレタスの仲間が続きます。
ちなみに韓国では焼き肉を『サンチュ』に巻いて食べたりしますが、『サンチュ』は仕事前のドライバーが食べてはいけない食べ物として知られています。
私たちが食べているレタスで効果を得ようとする場合、「玉レタスを4分の1」程度食べると眠くなると言われています。
眠れないなぁ、とか眠りが浅いなぁと思ったら、レタスをたっぷり食べて快眠を目指しましょう!
ワンポイント
豚肉は、安眠効果のあるビタミンB1を豊富に含んでいるので、レタスと一緒に野菜炒めにすれば、スムーズに疲労を回復させ、穏かな眠りに導いてくれるのでおすすめです。