ハーブの睡眠効果
広辞苑によると、ハーブとは『薬草。または香味料とする草の総称』と定義されています。
一般的には薬効のある植物、薬用植物のことを指します。
ハーブと私たち人類との関わりは古く、旧約聖書や他のいろいろな神話の中にもハーブと考えられる植物が書かれています。
日本のハーブ
ハーブと言われると、ヨーロッパ地方のもののような感じがするかもしれませんが、日本独特のハーブもあります。
それは『さんしょう』『シソ』『ねぎ』『しょうが』『わさび』などです。
日本のハーブであるこれらの植物の中に睡眠に役立つものがあります。
例えば、『しょうが』です。
しょうがに含まれるジンゲロールやショウガオールという成分が血行を促進して、身体をあたためてくれるので、冷え症の方でなかなか寝付けない人には効果的です。
また、他にも『シソ』には胃腸の働きを正常化させる働きと身体をあたためる効果があるので、こちらも同じように寝付きがよくなります。
海外のハーブ
日本のハーブ以外で睡眠に効果のあるハーブをあげるとすると、代表的なものは『カモミール』です。その他にも、マジョラム、ラベンダー、セントジョンズウォートなどがあります。
基本的に精神活動の疲れを取って、リラックス効果のあるハーブです。ハーブティにして眠る前に飲むとよいでしょう。さらに、ラベンダーの香りを寝室に漂わせておくと効果が上がります。
それともうひとつ、『バレリアン』というハーブがあります。
日本名では『セイヨウカノコソウ』と言います。
効果としては『快眠を助ける』『ストレスの緩和』です。
アメリカやドイツでは医療用ハーブとして『薬』の認可がされているハーブです。
ワンポイント
シソ科のハーブやワサビなどのアブラナ科のハーブには、ビタミンCやビタミンE、それにカロチンなど抗酸化作用の栄養分が含まれています。抗酸化ビタミンには、老化を防止する働きがありますので、睡眠のためだけでなく健康にもよいと言えます。