快眠のすすめ

KAIMIN COLUMN

すぐに眠れる5つのポイント

すぐに眠れる5つのポイント

自己暗示をかけて眠りやすい状態にする訓練方法を紹介します。

自己暗示について

自己暗示とは、自分で行う催眠術のようなもので、人はみな自然とやっています。

例えば学生時代を思い出してみてください。テストで悪い点をとったとか数学の先生が嫌いとか、何気ないことで「自分は数学が弱い」と思い込んだことありませんか?

これは、苦手意識をずっと抱き続けることで、マイナスの自己暗示をかけ続けた結果、いくら頑張っても「できない」という風になってしまったのです。

『自律訓練法』

この自己暗示を利用した睡眠の訓練法を『自律訓練法』と、1932年にドイツの精神科医シュルツ博士が開発しました。

簡単に言うと、自己暗示で心身をリラックスさせる方法です。これを毎日寝る前にふとんの中で行うと、簡単に眠りやすい状態になっていきます。

ポイント①

静かな暗い部屋に寝転び力を抜いた状態、いわゆる『自然体』になります。
続いて、右手に注意を向けて「気分は落ち着いている。右手が重た~い」とゆっくりと5回から10回言います。
大事なのは、言葉を一つ一つ自分に言い聞かせて、頭の中にそのイメージを思い浮かべることです。

すると、手足には重さがあるので、余分な力が抜けてくると、重さを感じるようになるのです。
だんだんと重たさを感じてきたら、右手から左手、両手から両足と範囲を広げていきます。
これが、リラックスした状態です。

ポイント②

先ほどと同じ要領で「気持ちが落ち着いている。右手が温か~い」と意識しながら唱えます。温かいイメージを持つことが大切です。これも、もともと手足には温度があるので、リラックスしてくるとその『温かさ』を自然に感じられるようになります。

ポイント③

心臓の鼓動を感じて、呼吸を意識します。リラックス度が増してくると楽に深く呼吸するようになるので、それをそのまま感じてください。

ポイント④

リラックス状態になると、だんだんとお腹が温まってきます。その温かさを感じてください。その状態が深くなると額が涼しくなってくるような感覚になります。

ポイント⑤

「また明日は最高に幸せな日が待っている。幸せだ」という風に明るいイメージを思い浮かべます。ここまでくるとかなり深くリラックスしていますので、いつの間にか眠っているかもしれません。

ワンポイント

訓練で眠りやすい状態を作り、快眠を手に入れましょう!

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