寝る前の食事と睡眠
国内の大学による研究で、寝る前に食事をすると太りやすいということがわかっています。
原因は、私たちの体の中にあるBMAL1(ビーマルワン)というたんぱく質です。BMAL1には、体の中に脂肪を溜め込む性質があり、22時から急激に増え始め深夜2時にピークをむかえます。
このBMAL1の働きがはっきりしたことで、今まで言われていた「夜寝る前に食べると太る」という通説が科学的に証明されたのです。
また、寝る前に物を食べると、消化をする為に、睡眠中に内臓を活発に動かすため、脳が休まらず深い睡眠をとることができません。
入眠に一番適しているのは、食べ物が胃を通過して、胃の中が空になり、小腸で消化吸収されつつあるときです。
食べたものが消化するのにどれだけかかるかにもよりますが、夕食が完全に消化吸収されてしまうまでには、およそ5時間~8時間かかります。ですので、夕食を食べてから3時間~5時間くらいでふとんに入って眠りに就くのが適切と言えます。
ワンポイント
もし、お腹が空き過ぎてどうしても眠れないという状況になった場合は、カルシウムが豊富な乳製品は睡眠をうながすと言われていますので、チーズやミルクなどを少量とることをおすすめします。