夏のひんやり寝具
最近は、冷感素材を使った寝具などがたくさん出ています。
こういった寝具を使うと、暑い夏の夜も、エアコンに頼りきりにならないで眠る手助けになります。
い草、竹、籐のシーツ
昔から使われてきた天然素材の寝具は、湿度を吸収する機能のほか、逆に乾燥してくると水分を放出する機能もあって、空気中の湿度を一定に調節してくれます。
なかでも、い草には人体に害を及ぼす二酸化窒素や二酸化硫黄、ホルムアルデヒトなどを浄化して分解する機能もあるため、健康にも良い素材といえます。
また竹のなかで、特に孟宗竹は、表面の熱伝導率が高いので、身体が触れたところから温度をすばやく発散してくれます。
こういった自然素材の寝具は自然なひんやり感で、身体を冷やしすぎることがありませんので、安心して使うことができます。
接触冷感
熱伝導率が高い繊維が開発され、さまざまな寝具に応用されています。生地に手が触れた瞬間に手から生地へと移る熱の量が多いため、ひんやりと感じます。
このタイプは大きく分けると2種類あり、ジェルタイプとパラフィンタイプがあります。
ジェルタイプは水の中に熱を分散させることで熱を拡散させます。そしてパラフィンタイプは小さな微粒子が熱を吸収することで、温度を下げてくれます。
最近は接触冷感素材を使っている寝具が増えてきていますが、注意をしなければいけない点もあります。
それは、熱伝導率が高いため、室温が高いと熱を奪われすぎることがあるということです。
冷え過ぎると身体にも良くないですから、使う場合は気をつけたいですね。
ワンポイント
このほかにも送風機が付いているマットなど、いろいろな補助寝具がありますので、暑い夏の夜を乗り切るためにいろいろ試してみてはいかがでしょうか?