さて、今回は・・・、
「パジャマの必要性」について徹底解説いたします。
皆さん、寝るときは何を着ていますか?
スウェットやTシャツ、ジャージで寝る方も多いのではないでしょうか。
睡眠の質を高めたい!
そんな方にはパジャマの着用がおすすめです!
ただ、パジャマの役割について知らない方も多いのではないかと思いますので、今回いくつかご紹介させて頂きます。
■パジャマの役割
①圧迫感や拘束感を感じさせない
ジャージなどの運動を前提とした服は、横になっている時に服の縫い目やウエストのゴムの締め付けが無意識の内に身体にストレスをかけてしまっている可能性があります。
また睡眠中は、何度も寝返りをうつので、摩擦が大きい生地の服だと肌に負担もかかってしまいます。
②睡眠中の汗を吸収し、快適な睡眠環境を保てる
人は眠っている間におよそコップ1杯分の汗をかきます。
ベッドの中の湿度が上がると、身体が体温をうまく調整できなくなり、睡眠中不快に感じてしまうためぐっすりと眠れなくなります。
アクリルやポリエステルが多く含まれているスウェットなどは、水分を吸収しないので、熱がこもりやすく、湿度が高くなり、眠っていると不快に感じることがあります。
ほとんどのパジャマは吸湿性の良い素材でできていますが、中には保温性や価格を考慮して合成繊維を使用しているものもありますので、購入する時に素材を確認するのは重要です。
③「入眠儀式」にもなる
寝る前にパジャマを着ることが「入眠儀式」になるというメリットもあります。
「入眠儀式」を行うことで、心身ともにぐっすり眠る準備が整います。
■パジャマの素材は何を選べばいい?
ただ、パジャマといっても色々素材があり、いざ買う時、何を選べばいいか迷いますよね。
基本的にパジャマには肌触りの良い快適な素材が使われていますが、素材によって特徴があります。
【綿】
吸水性が良く、肌触りも良いので、小さいお子さんにもお勧めです。
赤ちゃんも安心して使うことができます。
【シルク】
つるつるしっとりとした感触で、夏は涼しく冬は暖かいという特徴があります。
洗濯する際には注意が必要です。
【麻】
夏にお勧めです。
吸湿性に優れており、さらっとしています。
【ウール】
暖かいというイメージがありますが、断熱性があるため春や夏にも向いています。
こういった特徴を知ったうえで、季節や用途に合わせて選んでみてください。
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■サイズも大事!
パジャマ選びにおいて重要なことがもう一つあります。
それは、サイズです。
パジャマはゆったりしたサイズの物を選びましょう。
夏場は、ゆったりとした隙間のある服を着ることで、服に沿って上昇気流が発生します。
この対流が服と身体の隙間の空気を冷やして、涼しく感じます。この事を「煙突効果」と呼びます。
暑い地域で暮らす人が、真っ黒でダボっとした服を着ていますよね。
一見、暑そうにみえますが、この煙突効果によって身体は涼しく居られるのです。暑い地域で暮らす人の知恵ですね。
しかし、ダボダボであればあるほど、良いというわけではありません。
寝返りの時に生地が邪魔になる可能性があるからです。
パジャマと身体の間に1cmぐらいの隙間があれば十分です。
逆に冬場も、寒いからと言って身体にぴったりとしたパジャマは避けましょう。
窮屈で寝苦しさを感じてしまいますし、冬でもたくさん汗をかくからです。
圧迫感を感じることなく、またルーズ過ぎない、適正サイズのパジャマを探しましょう。
■番外編!裸で寝るメリット・デメリット
ここまでパジャマについてご紹介してきましたが、時たまに「裸で寝る」という人がいらっしゃいます。
「裸で寝る」ことはどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。
少しご紹介したいと思います。
〇裸で寝ることのメリット
ひとつは、肌が直接空気に触れるので、皮膚呼吸や発汗作用が盛んになり、質の良い睡眠をとることにつながることです。
もうひとつは、裸になることには開放感がともない、それがストレス解消につながることです。
なぜ、裸になることで開放感を感じるのでしょうか?
例えば、露天風呂に入った時のことを思い出してください。
露天風呂の良さは、風をあびてお風呂に入る爽快感に、お風呂から出た後、はだかの身体に受けるすがすがしい大気の感触を味わえることです。
露天風呂には、内風呂では味わえない解放感があります。
これは、屋外で風呂に入るという解放された気持ちでいることだけでなくて、皮膚をすべて空気にさらすことによって、皮膚が気持ちの良い状態になるからなのです。
つまり、普段隠されていた素肌があらわになって素肌が喜ぶ。そして素肌自身が開放感を感じる。ストレスから解放されるというわけです。
また、ストレスは、私たち人間の免疫機能を低下させるので、裸で眠ることは心と体を束縛から解き放って人間の免疫機能を高める働きもします。
〇裸で眠ることのデメリット
まず、新陳代謝がよくなることで、発汗作用が活発になり汗をかきますが、かいた汗が身体の表面に残ると、不快な状態が続き、眠っていてもその不快を感じてしまうので、眠りが浅くなってしまいます。
また、この汗が蒸発するときに体温を奪ってしまうので、寝冷えをしてしまいかねません。
さらに、布団の中と外の温度差が激しい季節には、風邪をひいてしまう可能性もあります。
そして裸は、実は不衛生です。
寝ている時には、汗のほかに皮質や角質なども出ます。
これがふとんやマットに吸い取られて寝具を直接汚してしまいます。
汚れるから不衛生ということではなく、寝具に付着した皮質や角質が、ダニの寝どこになってしまうので、不衛生になるのです。
ダニは人間の角質などを餌にしますので、放置しておくとベッドの中がダニの養殖場のようになってしまいかねないのです。
さらに、このダニが原因でアレルギーになることもあります。
もし裸で寝るという場合は、こまめにシーツや寝具のカバーなどを洗って、清潔に保つ必要があります。
■まとめ
皆さん、いかがでしたでしょうか。
心地よい快眠を得るため、枕や布団だけでなく、服装を見直してみるのも良いと思います。
そしてもし裸で寝たいという方がいれば上記のようなメリット・デメリットを考えた上でチャレンジしてみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。