本日はカンボジアの経済状況を視察する一環としてトンレサップ湖の湖上で生活する水上集落を視察しました。
トンレッサップ湖は乾期で3000K㎡、雨期で9000K㎡と雨期と乾期で3倍もの面積差があり、乾期でも琵琶湖の4.5倍、雨期では13.5倍にも達する広大な湖です。
この広大な湖はアンコール王朝にも大きな富をもたらしたように、現在でも多くの水上生活者のに糧を与えております。
住居はもちろんのこと、商店や養殖場、学校、運動場まで水上にあります。
ここに住んでいるのはクメール人の他に多くのベトナム人がいるようです。
この湖から流れ出すトンレサップ川が、ベトナム南部を流れるメコン川と繋がっており、カンボジア内戦時に魚を目的にこれらの川をさかのぼってきたベトナム人が住み着いたようです。
カンボジア内戦終結後もベトナムの力をかりてポルポト政権を打破した都合上、どうやらカンボジア国籍でもないのに居住を黙認されているようです。
しかし、遠く離れた日本にいると、これらの国々の密接な関係がよく分かりませんでしたが、今回の視察で非常に興味が持てました。
帰国したらこれらの関係を一度整理してみたいと思います。
↓緑に見えるのは浮き草です。地面ではありません。運動場ではバレーボールをしておりました。