昨日、天ヶ津峰山頂上から下山するときに「猿の墓」というポイントを経由して下山するルート案内が出ていたので、せっかくだからと思い登りとは別ルートを使い下山したのですが、どうやら途中で大麻山への縦走ルートに入ってしまったようで、本来は東に進まないといけないところを西に進んでいることが分かり引き返しました。
しかし、途中で道が分からなくなり昨日までの大雨で道か雨水の流路かの区別もつかなくなり下っていくと道だと思っていたのが沢になってしまいました。
また、途中で少し滑落し右足を捻挫してしまい、とても登っていける状態ではありませんでしたので、そのまま沢を下ることにしました。
沢を下っていく内に携帯の電波もGPSも入らなくなり、これはもう駄目かと思うことも何度かありましたが、自分で下山しないと位置すら知らせられないと思い、沢から合流した川の中を更に歩きました。
しばらく歩くとかなり以前に護岸工事がされていたものの現在は放置され、壊れている場所があったのでなんとか這い上ると、草がかなり生えていますが道らしきものがありました。
どうやら以前は公共工事が行われていたようでブルドーザーなどの重機が放置されていましたが、これならなんとかなると思い足を引きずりながら2時間近く懸命に歩くと、舗装はされていないものの電線が架設されている道に出ることができました。
電線を見たときには本当に涙が出そうになりましたが、それでも歩かないといけません。
しばらく歩くと携帯電話やGPSが使えるようになり、最終的には樋殿谷というところに出たので、東に進むべきところが真南に進んでしまっていました。
登山口である御嶽神社からは、あまりにも離れた場所に下山してしまったので、家内に迎えに来てもらい最終的には車を拾って帰りました。
登山口から下山するまで6時間以上かかってしまい体中が痛いです。
しかし、慣れて活きた頃が一番危険というのは本当で、山はやっぱり怖いです。
今回も富士山に登ろうということでかなり装備を整えていたので、どうにかなりましたが、軽い気持ちで行ってたら帰ってこられなかったかもしれません。
色々な幸運が重なって、たいした怪我もなく帰ってこられましたが、今後はより一層気をつけたいと思います。
ちなみに後で知ったのですが、山の鉄則で道に迷ったときに沢を下ってはいけないとのことです。今回はたまたま運が良かっただけで、非常に危険です。これで間違った知識を得たらいけませんので、蛇足かと思いますが書き足しました。